3B-03
PostgreSQLへの進捗度取得機能の導入
○片山大河,廣瀬繁雄,嶋村 誠,金松基孝(東芝インダストリアルICTソリューション社)
PostgreSQLはエンタープライズ向けのRDBMSとして広く適用されており、近年では
クラウド上の大規模システムにも利用されている。分散データベースを構築する
といった複数台のマシン上に大量のデータが蓄積されていると、ひとつのクエリ
処理時間が数十分を要することもある。ユーザはクエリ処理の完了時間を見積も
ることは難しい。そこで参照クエリの進捗状況を取得する機能を開発した。
PostgreSQLはひとつのクエリを1プロセス1スレッドで処理するアーキテクチャ
である。プロセスを複数スレッドで動作させることで、非同期コマンドの処理中
に進捗度取得要求を受け付け、サーバが推定した進捗度を返せるようにした。

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