3A-04
POWER8プロセッサ上でのTop-downアプローチによる幅優先探索の階層的並列処理
○慶野一朗,吉田明正(明大)
Graph500ベンチマークのTop-downアプローチによる幅優先探索において,複数レベルの並列性を利用する階層的並列処理手法を提案する。Top-downアプローチによる幅優先探索では,従来より探索最前線(Frontier)レベルの並列性を利用する並列探索が行われているが,提案手法では複数レベル(Frontierレベルと隣接頂点Neighborsレベル)の並列性を利用することにより,さらなる速度向上を実現する。提案手法はOpenMP実装されており,並列システムIBM POWER S812L(12コア,SMT=8)上で性能評価を行った結果,Graph500ベンチマークにおいて,従来手法より高い速度向上を得ることができ,提案手法の有効性が確認された。

footer 著作権について 倫理綱領 プライバシーポリシー セキュリティ 情報処理学会