3A-01
モデル解析によるマルチレートSimulinkモデル並列化
○池田良裕,市橋友樹,仲田壮佑,枝廣正人(名大)
車載制御向けの設計において、モデルベース開発を用いることが多くなってきている。モデルベース開発支援ツールであるMATLAB/Simulinkではシミュレーションや自動コード生成機能が付随しており、大規模・複雑化する制御システムの開発時間の削減に貢献している。対して、現状のシングルコアECUでは性能不足でマルチコア化の需要が高まり、ソフトウェア面での対応が求められている。本研究では、マルチレートSimulinkモデルを対象として並列度向上手法について提案する。提案手法では負荷分割を行い、長周期タスクを短周期に合わせて分割、実行することで性能を向上させる。提案手法により従来の実行時間に比べ、性能が向上していることを確認した。

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