2ZF-05
多様な資料の統合的利用によるインタラクティブな観賞支援システム
○村田拓真,川嶋稔夫(はこだて未来大)
博物館などの施設において、従来では解説パネルを用いるような展示手法が扱われるケースが多いが、近年では鑑賞者に資料への興味や深い理解を促すために、スマートグラスとAR現実技術を組み合わせた展示手法など、情報技術を用いた展示支援が研究され導入されつつある。情報技術の発展によって、博物館で保存された様々な資料情報の閲覧が可能となったが、鑑賞者の手によって自らが知りたい知識を得るためには、単なる検索や結果出力を行うだけでは資料同士の関連性を十分に理解することはできないと考える。本研究では、菅原繁蔵らが残した植物標本コレクションを用いて、オンライン情報やデータベース化した資料の内容を総合的に視覚化し、採集者の行動や興味の変遷を再現を可能とする鑑賞支援システムを提案する。

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