2ZF-01
配列解析を用いた美術館における鑑賞行動分析とその可視化
○矢野颯斗,松永菜摘(静岡県大),泰井 良(静岡県立美術館),渡邉貴之(静岡県大)
本研究では,静岡県立美術館のロダン館を対象とした配列解析による鑑賞行動分析とその可視化について報告する.データセットとしては,我々が開発したスマートフォン館内ガイドアプリによって推定した鑑賞者の位置情報ログを使用する.我々による先行研究では,これら380件のログを人手によって分類し,アンケート回答データと組み合わせた分析を行っていた.本研究では,位置情報ログから得られた移動経路をエリア間移動の文字列に変換し,配列解析によって行動パターンを自動的に抽出する.その際,各エリアでの滞在時間を考慮する場合と考慮しない場合とで抽出結果が変化することを可視化によって示し,その特性を考察する.

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