2ZE-05
文章の書き分けに着目した言語運用能力の評価方法の検討
○赤木信也,納富一宏(神奈川工科大)
学生や社会人にとって論文作成や報告書作成などにおける言語運用能力(表現力・語彙力)を高めることは重要である.本学では「文章表現」という講義において文章の体裁などに関する指導が行われているが,全ての学生に対する個別指導は教員の負担が大きい.
そこで本研究では,教員負担の削減を目的として,計算機を用いた言語運用能力の評価・指導システムの開発を目指す.システムの開発では,「言語運用能力が高ければ,読者に合わせて文章の読みやすさを調整したり,分野に適した表現を用いたりできる」という考えに基づき,文章の書き分けに着目する.
本稿では,言語運用能力の評価方法の検討として,大学生向けの文章と小学生向けの文章の書き分け実験を行い,それぞれの文章について可読性分析を実施した結果について報告する.

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