2ZB-06
ユニバーサルドライビングインタフェースの提案
○阿部貴也,村田嘉利,佐藤永欣,鈴木彰真(岩手県大)
上肢身障者の自動車操縦は,障害の程度にもよるが,足でのステアリング操作やジョイスティック操作が一般的である.足での操作は慣れに多大な時間が必要であり,ジョイスティックは可動範囲が狭いため操作が難しい.
本稿では,分解能が高いロードセルを用い,力の強弱による自動車操縦インタフェースを提案する.
ロードセルはハンドルのような角度変化ではなく,圧力の変化により操作できるため,四肢のうちいずれかの手足を自由に動かすことができれば操縦が期待できる.
ドライビングシミュレータと電気自動車を用いて実験を行い,ロードセルでの自動車の操作性を検証した.その結果,5分程度の練習で従来の操作と遜色なく操縦可能であると確認できた.

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