2ZB-05
リアルタイム安全アドバイス提供システムを用いた高齢運転者講習の試み
○小坂田光,多田昌裕(近畿大)
わが国では日夜交通事故が発生しており、その発生原因の中でも運転者の安全確認行動の不足によるものが最多となっている。そこで従来の道路や車両からの安全対策だけでなく、「ひと」に向けた取り組みが必要であると考えられる。さらには、社会の高齢化に伴う運転者の多様化が進んでいるため、高齢者による事故が社会問題になっている。筆者らは、これまで運転者の安全確認行動を装着型センサで計測、その行動データを用いて運転技能を評価し、リアルタイムに安全アドバイスを提供するシステムを提案・開発している。本稿では、このシステムを用いた自動車教習所の高齢者向け安全運転講習の試みについて報告する。

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