2ZB-04
運転技能自動評価システムを用いた高齢者安全運転教育の効果検証の試み
○川口祐平,多田昌裕(近畿大),蓮花一己(帝塚山大)
現在の日本では,高齢化により運転免許保有者数における65歳以上の高齢者とされる人達の割合が増加している.その中で,非高齢者による事故発生件数は年々減少傾向にあるが,高齢者による事故発生件数は横ばいの状況が続いている.また,原付以上の運転者の交通事故の発生原因として運転者の安全不確認が最も大きな項目となっており,事故を種類別に見ると追突と出会い頭衝突が主な事故となっている.そこで本論文では,高齢ドライバの交差点における安全確認行動を,運転技能を自動で評価するシステムObjetを用いて数値化し,運転後に高齢ドライバにフィードバックを行うことで高齢ドライバに教育を行う.そして教育後に運転を再度行い,教育による効果の検証を行う.

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