2ZB-01
KINECTを用いた転倒防止システムの提案
○新沼昂幸,村田嘉利,鈴木彰真,佐藤永欣(岩手県大)
高齢者や片麻痺患者の歩行には,歩幅が小さい,足が上がらないなどの特徴があり,これらは転倒の危険につながるとされている.また現在,理学療法士の歩行リハビリ指導には,統一された指導法が確立されておらず,理学療法士個人の裁量で行われている.そこで筆者らは,Microsoft KINECTのスケルトン抽出機能を用いて,両足のつま先の位置座標から歩幅,膝の位置座標から歩行時の足の高さ,両肩,両腰の位置座標から体の傾きを数値化し,グラフとして表示することで理学療法士を補助するアプリケーションを開発した.リハビリ施設で実際にアプリケーションを使用して評価を行った結果,理学療法士から実用性,有用性において一定の評価を得ることができた.

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