2ZA-08
機械翻訳を介した知識伝達過程へのユーザ適応に関する分析
○鈴木 宏,菱山玲子(早大)
機械翻訳サービスを利用した知識伝達では,翻訳品質の問題から伝えるべき情報の漏れや誤解などのリスクがつきまとう.こうしたリスク低減のため,利用者側からの機械翻訳サービスへの適応として,知識伝達を正確かつ効果的に行うためのレシピが提案されている.本研究では,このレシピの効果を明らかにするための実験を行った.実験では,多言語チャットによる知識の学習者側への知識提供に続き,知識伝達の正確性を評価するための課題を課して知識伝達の品質を評価した.その結果,より正確な知識の伝達が可能となり,学習者の理解度向上を促すことができ,利用者への適切なレシピの提供が知識伝達失敗のリスク低減に役立つことがわかった.

footer 著作権について 倫理綱領 プライバシーポリシー セキュリティ 情報処理学会