2Y-01
面接コミュニケーションにおける笑顔の同調度が評価に与える影響の検証
○齋藤裕太(東京工科大),中村亮太(湘北短期大),上林憲行(東京工科大)
人材採用のステップにおいて,多くの企業が採用面接を取り入れている.しかし,採用側は志望者が自社に必要な人材であるか否かを見極めるために,面接を複数回実施するなど,多大なコストをかけている.採用面接のコスト削減のため,面接員と被面接者双方の非言語情報による面接評価の自動判定を行うことを本研究の目的とする.その第一歩として,画像認識による自動評価のための指標の抽出を目標とし,面接員と被面接者双方の笑顔の表出量及びその同調と,面接員による被面接者の評価との関係を定量的に解析した.被面接者29名に対して評価実験を行ったところ,面接員の笑顔が被面接者へ同調した時は,評価に影響をほとんど及ぼさなかったが,被面接者の笑顔が面接員へ同調した時は評価に大きく影響し,同調回数が多ければ高い評価をつける可能性が示唆された.

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