2X-09
粒子法を用いた土砂崩れのビジュアルシミュレーション
○和田健太郎,加納 徹,竹島由里子(東京工科大)
日本国内における土砂崩れの発生件数は年間約1000件にのぼり,全国各地で被害の推定が課題となっている。しかし,土砂崩れの発生地域は広く分布していることから,全ての地域で実地調査をすることは困難である。等高線を用いた被害の予測も行われているが,手作業のためユーザの負荷が高い。また,平面での作業なため,三次元的な構造を直感的に把握することができない。そこで本研究では,実際の地形データおよび地域ごとの土壌データに基づいた,粒子法による土砂崩れシミュレーション手法を提案する。さまざまな状況下における土砂崩れをシミュレーションし,可視化することで,被害の予測や実施調査のコスト削減が可能になる。

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