2X-05
複数のfar-field格子を用いた流体シミュレーション
○大垣公輔（和歌山大），佐藤周平（ドワンゴ），岩崎　慶（和歌山大），西田友是（ドワンゴ）
コンピュータグラフィクスの分野において，流体の物理シミュレーションは重要な研究分野のひとつとなっており，映像制作やゲームなどでも応用されている．流体シミュレーションの手法は様々あるが，その代表的な手法のひとつに格子法がある．これはシミュレーション空間を格子状に分割し，支配方程式を解くことで流体の動きを実現している．zhuらはfar-field格子と呼ばれる適応的な格子を用いることで，細かいシミュレーションが必要な領域を高解像度化する手法を提案した．しかしこの論文では単一の格子のみを扱っており，複数の格子が影響し合う場合については考慮されていない．そこで本研究では複数のfar-field格子を用いた流体シミュレーション手法を提案する．
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