2X-02
リアルタイム破壊シミュレーションにおける亀裂表現の改良
○熊田和大,藤澤 誠,三河正彦(筑波大)
本論文では,リアルタイム破壊シミュレーションの亀裂表現を改良するための手法を提案する.従来のリアルタイム破壊シミュレーションでは,破壊発生時には,1フレーム内で元オブジェクトから破片オブジェクトへの置き換えを行う手法が主流であり,破壊時の亀裂の進展については考慮されていない.従って,スローモーションシーンでの亀裂の進展や継続的に力がかかった場合の亀裂の進展などは表現できない.本論文では,複雑な亀裂をグラフと考えることで,リアルタイム性を維持したまま,破壊発生点から徐々に亀裂が進展し,それに伴って段階的に破片形状が生成されていく表現を可能とするシミュレーション手法を提案する.

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