2V-06
災害発生状況におけるWi-SUNマルチホップ通信の適用可能性の検討
○高橋 謙,高田豊雄,小倉加奈代,ベッドバハドゥール ビスタ(岩手県大)
近年,無線通信端末が劇的に増加している.無線通信端末-基地局間通信は,平常時は安定かつ高速な通信が可能であるが,災害発生時の通信集中のような通信混雑時の輻輳問題がある.一方で,IoTの台頭によりM2M(Machine to Machine)需要が高まり,それに応える技術としてWi-SUN(Wireless Smart Utility Network)と呼ばれる無線通信規格が注目されている.Wi-SUN通信の長所は,高い省電力性と雑音に強い通信品質を持ちつつ,長距離通信が可能な点である.本稿では,災害発生時の通信集中解消のためにWi-SUNマルチホップ通信を基盤としたネットワーク環境を提案し,その実現可能性を検討する.

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