2U-08
森林内における複数通信方式を用いたセンサデータ回収効率化手法の提案
○下平佳伸,岸田隆祐,塚田晃司(和歌山大)
近年、センサの開発が多岐に渡り進んでおり、研究用のセンサから人感センサのような身近なものまで使われるようになり、センサの利用が多様化している。しかし、森林や中山間地域などの通信インフラの整備されていない場所においては、センサデータの回収が困難になっており、効率の良いデータの回収が求められている。
データの回収方法に関しては、負担を軽減した人手による回収を行う既存の手法が効果的だと考えられるが、データ送信においては一種類の通信手段しか用いておらず、容量の大きいデータを回収する際の時間が考慮されていない。一方で時間の短縮の代償として消費電力の増加が懸念され得る。
これらの点を踏まえて、容量の大きいデータに対応できるよう、通信速度の異なる二種類の通信方式を用い、かつ消費電力を可能な限り抑制した効率回収に重点を置いたデータ回収手法を模索する。

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