2U-03
コンテンツ指向型ネットワークにおける協調キャッシュに基づく効率的なコンテンツ管理手法
○青木美帆,重安哲也(県立広島大)
近年、IPアドレス等の位置情報ではなく、通信相手を識別するIDとしてコンテンツ名を用いて通信を行うICNが注目されている。そのICNを実現するネットワークの1つとしてNDNが提案されている。NDNでは、コンテンツのキャッシュを行うことができる。それにより、ネットワーク的に遠く離れたサーバまで行かずとも所望するコンテンツを保持しているルータからコンテンツを得られるため、ネットワークトラフィックを大幅に削減することができる。NDNでは一般的に、キャッシュ管理アルゴリズムとして典型的なLRUを採用している。しかし、単純なLRUではユーザ間でキャッシュの不公平問題を起こす。そこで本稿では、NDNにおけるキャッシュヒット率の向上を目的とした協調キャッシュ管理を提案する。

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