2T-06
レプリケーションによるOpenFlowコントローラの透過的切り替え手法
○大野智裕,廣津登志夫(法大)
近年注目されているSDNの主要技術であるOpenFlowは、複数のスイッチから多数のリクエストが集中するコントローラの負荷が問題である。既存研究のElastiCon(ANCS'14)では、複数コントローラ間でスイッチの割り当てを明示的に切り替えることによって負荷分散を実現していた。しかし、切り替えに独自のプロトコルを用いており、処理が煩雑である。本研究では仮想マシン上でコントローラを動作させ、負荷上昇時に仮想マシンを複製しスイッチとのセッション情報を保持したコントローラを作成する。さらに複製後のコントローラの切り替えを透過的に行うため、コントローラースイッチ間に新たにOpenFlowスイッチを挿入し、チャネルを制御する。これにより、切り替え処理を単純化した負荷分散を実現する。

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