情報処理学会 第79回全国大会講演要旨

現代の医療情報ネットワークは様々なアプリケーションから発生するリッチなトラヒックを安定して配送する必要があり、結果として冗長かつ高コストなネットワーク構成になるという課題がある。具体的には、医療情報ネットワークを流れるトラヒックがバースト的であること、ファイルのバックアップのために広域ネットワークを確保する必要があること、などがある。それらを解決するために、OpenFlowにおけるネットワーク全体で高スループットを実現するルーチングアルゴリズムを提案する。その基礎検討として、提案アルゴリズムを代表的なトポロジであるリング型とメッシュ型の2パターンでの性能評価を行う。