2S-05
スマートフォンと小型3軸加速度センサを利用した膝負荷低減システムの開発
○井上香澄,瀬尾敦生,長尾和彦(弓削商船高専)
アスリートのフォーム改善には高速度カメラやモーションセンサが利用されてきたが、一般人が容易に利用できるものは無い。我々はスマートフォンと3軸加速度センサを利用し、リアルタイムに膝の過負荷を無くす支援を行うシステムを開発した。本システムでは、両膝と背中にBLE対応の3軸加速度センサを取り付け、膝や姿勢の状態を分析、アドバイスを音声で伝える。本システムで一般人9人、アスリート1人を対象に運動中のデータを解析した結果、足の踏み込み方や姿勢の違いで膝の過負荷が最大100kgの差が出ることが分かった。また、音声ナレーションでスポーツ中にフォームの改善を行えることを確認した。今後は競技毎に最適なモデルデータを集め、そのデータとの差異でアドバイスを行えるよう本システムを調整していく予定である。

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