2S-02
ベッドからの起き上がり動作訓練システムの提案
○遠藤 晶,村田嘉利,鈴木彰真,佐藤永欣(岩手県大)
脳疾患等による片麻痺患者の多くは,ベッドから自分ひとりで起き上がれるようになるために,理学療法士や介護士による訓練指導が必要である.そこで,患者自身が体勢を確認しながら動作訓練を行うことが可能なシステムを提案する.これにより,理学療法士や介護士の訓練指導における負担の軽減が期待できる.本システムでは,カメラと色追跡機能を使い,ベッド内における頭部と両手・両足の位置をリアルタイムに検出し,次に行う動作を示すことを考えている.これまでに色追跡機能を実装し,複数の学生が起き上がり訓練の動作を行った時の頭部と両手・両足の位置を測定した.その結果,訓練の動作ステップに応じて,頭部と両手・両足の位置が変化することが確認できた.

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