2P-09
体動の3次元データに着目した「喜び」の情動判別に関する基礎検討
○張 華偉,高橋 毅,景山陽一,西田 眞(秋田大)
筆者らはこれまでに,口唇の動き特徴のばらつきに着目することで,「喜び」の有無が判別可能であることを明らかにしている.一方,強い情動が喚起された場合,頭部および肩などに体動が観測される.すなわち,表情や口唇の動きと体の動き特徴を組み合わせることで,より正確に感情の定量化が可能になると考える.
そこで本研究では,Microsoft社のKinectを用い,情動喚起映像視聴時における頭部および肩の動きの3次元データを取得し,「喜び」の感情の定量化について検討を加えた.本稿では,「喜び」の情動が喚起された際の体の動き特徴を解析し,「喜び」と通常の状態を判別する手法について基礎的な検討を加えた.

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