2N-08
畳み込みニューラルネットワークを用いた夜間全天画像からの雲領域検出
○佐久間惇一,井上中順,篠田浩一,谷津陽一,吉井健敏,河合誠之,下川辺隆史(東工大)
本研究では、全天画像において天体を観測する事が可能な空の領域と観測不可能な雲や月の領域の分割を行う、畳み込みニューラルネットワークを提案する。近年の天文学ではいつ・どこで起こるのか予想ができず継続時間の短い「突発現象」が新しい発見領域として注目を浴びつつある。その代表的なターゲットが昨年人類が初めて発見した重力波現象である。提案ネットワークは、この様な突発現象を自動で観測するシステムを構成する要素であり、望遠鏡の視野の障害となりうる領域を判別するためのものである。山梨県の明野観測所に設置されている全天カメラによって撮影された1000枚の全天画像データセットにおいて評価実験を行った。

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