2K-07
甲骨文字データベースの構築と候補テンプレートの検索
○柴田睦月,辻  翼,紙徳直生,山形卓也,孟  林,山崎勝弘(立命館大)
甲骨文字認識の研究は古代文献の解読に重要であるが、現在、甲骨文字データベース(DB)が存在していない。我々は甲骨文字DBを構築し、画像処理を用いた自動認識を目指している。本論文では甲骨文字DBの構築と候補テンプレートの検索について述べる。甲骨文字DBは、約1000種類の甲骨文字のテンプレート画像と特徴量で構築されている。文字の特徴量は、特徴点(端点、分岐点など)、特徴点間を繋ぐ線の本数が含まれる。さらに、文字を9区分し、各区分の面積分布も登録されている。甲骨文字認識を行う際、原画像の特徴量と区分の面積分布を用いてDBを検索し、候補テンプレートを抽出する。

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