2G-06
SSDにおけるRAM Buffer管理アルゴリズムの動的チューニング手法
○小川愛理,吉瀬謙二(東工大)
近年,ストレージシステムとして従来のHDDに替わってSSDが多く利用されている.SSDはHDDに比べて高速であるなど多くのメリットを持つ一方で,書き込み可能回数が大幅に少ないという耐久性面で大きなデメリットを抱えている.これを軽減するために,我々は多くのSSDがキャッシュとして搭載しているRAM Bufferを効率よく扱う手法を提案した.しかし,我々が提案したRAM Buffer管理アルゴリズムには性能を左右する閾値が存在し,実行するアプリケーションによって最適な閾値は異なる.
そこで本稿では,その閾値を動的にチューニングする手法を提案する.既存の手法と提案手法との性能や耐久性を比較し,定量的評価を行う.

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