1ZD-09
天井移動型センサを利用した視覚障碍者の歩行データ計測とその応用
○新田大幹,長尾 確(名大)
日本の視覚障碍者は約30万人と言われている。視覚障碍者は白杖を用いて路面を触擦し歩行を行うが、白杖の振り方によっては軌道が乱れる場合や十分に進路上の障害物を検知できない場合がある。現在こうした白杖を用いた歩行の指導は指導者の経験・感覚により行われているが、指導の改善のために客観的な根拠が求められている。そこで本研究では、天井移動型センサを利用して訓練の際に白杖の手元と杖先にマークを付けることにより、訓練対象者に追従し、白杖の軌道を計測を行い、データの視覚化を行う。このシステムで視覚障害者の歩行データを計測し、フィードバックを行うことによって今後の指導の改善を促進することを目的とする。

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