1ZA-08
Beaconによる屋内危険空間への接近通知の認識
○辻川直斗,竹本一哉,藤井誠貴,中道 上(福山大),渡辺恵太(DNP 情報システム),小滝泰弘(信興テクノミスト)
本研究では,Beaconを活用して屋内における立ち入り禁止空間を携帯端末に通知するシステムを提案する.これにより,GPSが利用できない屋内においても,被災時に滞在している施設内の危険空間を把握でき,迅速かつ円滑な避難行動を支援することが可能となる.Beaconを用いた立ち入り禁止空間の携帯端末への通知の有用性について,評価実験を実施した.携帯端末上のソフトウェアでは,Beaconの電波を受信し,設定されたRSSI値以上になると立ち入り禁止空間に接近していると判定し,利用者に音とバイブレーションで知らせる.実験結果から,接近の通知を始める距離を広めに設定し,携帯端末の鳴動による通知が有効であることを確認した.

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