1X-08
数理統計学における検定の理解のための可視化
○桃井 央,斎藤隆文(農工大)
数理統計学は理系や文系を問わず多くの分野で利用される学問である.特に検定は広く利用されているが,その本質を理解することが困難である.学問の理解において可視化という手段は有効であるが,数理統計学の検定に関する可視化の研究はほとんど見当たらない.本研究では,数理統計学における検定の可視化を行い,その原理の理解を容易にすることを目的とする.数値を任意に変化させ多くのシミュレーションを行い,その結果を可視化し比較する.比較した結果を用いてカイ二乗検定やt検定などの様々な検定が,どのような問題に対しても適用可能であることや,検定の結果からどのようなことが導かれるかなどの各検定の原理の提示を試みる.

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