1X-05
陽的B-spline関数を用いた方向角パラメータ曲線
○吉田雄一,斎藤隆文(農工大),吉田典正(日大)
意匠設計で重要な曲線,曲面の美的品質には曲率変化が大きく影響することが知られている.しかしながら,現状では曲線の曲率制御が難しく,デザイン工程の効率化を妨げている.ベジエ曲線やB-spline曲線は曲線上の点位置を制御することには優れるが,曲率を制御することは難しい.また,対数美的曲線は曲率変化に優れた曲線は容易に得られるが,位置の制約が厳しいという問題がある.本研究では,位置と曲率の制御に優れる方向角パラメータ曲線(TAP曲線)を陽的B-spline関数を用いて制御する.TAP曲線は曲率半径を方向角θの関数ρ(θ)で表した曲線である.ρ(θ)に陽的B-spline関数を適用させることで,より曲率変化の自由度の高い平面曲線の表現法を提案し,その性質を解明する.

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