1V-08
運行実績データに基づくバス到着時刻予測モデルの開発
○佐藤孝大,大場みち子(はこだて未来大)
近年, 地方圏では都市部への人口流出や自家用車の利用数増加を理由に, 公共交通機関利用者が年々減少している. バス事業者は路線の廃止・減便をせざるを得なく, バスの利便性が低下している。この利便性低下の対策の一つにバスロケーションシステムがある. これは, バスの時刻表や接近情報を提供するシステムであり, 接近情報からバスの遅延を把握することができるため, 利便性向上の一助となる. しかし, ロケーションシステムの接近情報が正確でないという課題がある. 理由として, 様々な遅延要因が予測に考慮されていないことが考えられる. 本研究では過去の運行実績データに基づいた遅延要因の分析及び予測モデルの開発を行い, バスの到着時刻の予測精度を向上させることが目的である.

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