1V-01
自動運転普及期における交差点進入支援方式
○宮崎千展,松山聖路(神奈川工科大),徳永雄一(三菱),齋藤正史(金沢工大),清原良三(神奈川工科大)
自動車メーカによる自動運転車両の市場への投入が近いと言われており,多くのメーカで活発な研究開発が行なわれている.また,社会的にも渋滞の緩和,CO2排出量の削減,不注意による事故の防止などの効果が期待されている.車のライフサイクルが10年程度と考えると,今後販売される新車がすべて自動運転車両であるという規制をかけたとしても,その規制後10年以上は自動運転とそうでない車両の混在環境が必ず生じる.混在環境において自動運転の車両が効率的な運転操作を行なうことで渋滞の軽減が期待できる.しかし,人間の感覚に沿わない運転操作を行なえば,人間のドライバが驚いて急ブレーキを踏み渋滞が悪化することにもなりかねないため,自動運転には人間の感覚に沿った安全な運転操作が求められる.本論文では,混在環境における渋滞の削減を目標に,自動運転車両による交差点における合流車両の進入支援方式を提案し,その評価を行なう.

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