1T-09
プライベートネットワーク間接続のMANETにおけるNAT越えP2P通信方式の検討
○田中有彩(お茶の水女子大),前野 誉(スペースタイムエンジニアリング),大和田泰伯(NICT),高井峰生(カリフォルニア大ロサンゼルス校),小口正人(お茶の水女子大)
多くのネットワークアプリケーションはクライアント・サーバ型通信を使用しており、災害時には被災域外への通信の遮断や輻輳を起こす恐れがある。そのため、災害時においてインターネットにつながらない場合、もしくは衛星回線等によりインターネット接続回線が非常に細い場合においても情報共有できるアプリケーション通信環境が必要である。そこで本研究では、災害時に異なるプライベートネットワーク間でNAT越えを利用してアドホックな分散環境を構築し、P2P型通信によりデータ共有することを目的とする。方法としては、シグナリングサーバとSTUNサーバ、必要に応じてTURNサーバを用意し、WebRTCを用いて、NAT配下にある端末同士のP2P型通信を可能にすることを検討する。

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