1T-01
複数アクセスポイントを用いた無線全二重データ電力同時伝送方式におけるスケジューリング手法の検討
○川崎慈英,小林 真,猿渡俊介,渡辺 尚(阪大)
現在の無線センサネットワークはバッテリーを電源として駆動しているが,二次電池を使用したセンサノードでも経年劣化により定期的なバッテリーの交換が必要になる.筆者らは無線全二重通信を利用しデータと電力の同時伝送を行うことにより,電源の制約を根本的に解決したセンサネットワークの確立を目指している.電力の無線伝送は距離による電波減衰の影響を大きく受けるので,複数のアクセスポイントが存在するネットワークでは通信のスケジューリング方法によって各センサノードの受信電力量が異なる.本稿では,適切な割り当て方法として不足電力を考慮した最遠優先割り当てアルゴリズム(PFFA:Power aware Farest Fisrt Algorithm)を提案する.

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