1N-04
進化的画像処理による拡大画像生成手法の提案
○斎藤 翠,長尾智晴(横浜国大)
画像処理・認識プロセスの最適化に進化計算法を用いる進化的画像処理は様々な分野で有効性を示している.本研究では進化的画像処理の応用として画像の拡大を行う.画像の拡大処理を行う際,低解像度のドットパターンは情報が落ちているために推定される画像は複数考えることができる.本研究の目的は,拡大画像を生成する際の制約としてフラクタル次元を用いることで自然界の規則に則った拡大画像を複数生成し,ユーザが求める拡大画像を獲得することである.従来手法のように学習・入力によってあらかじめ決められた1つの正解にとらわれない自由な拡大画像を,対話的進化計算法を用いることによってユーザが選択することができる手法を提案する.

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