1N-03
グラフカットを用いたユーザ入力不要の画像領域分割
○小川 真,久保田光一(中大)
画像内の前景領域を抽出する手法として, GrabCut がある. この手法ではユーザ入力により対象物体を含む矩形領域を大まかに指定し, その外側を背景領域, 内側を前景候補領域として学習する. 前景と背景それぞれの色分布を混合正規分布モデル (Gaussian Mixture Model, GMM) を用いてモデル化し, グラフカットを行うことで正確な前景領域の抽出を可能にしているが, ユーザ入力が必須であるため処理を行うのに必要な手間が増えてしまう. そこで, 本研究ではユーザ入力による矩形領域の選択操作を必要としない GMM の構築方法を提案し, 実験によりその有効性を評価した.

footer 著作権について 倫理綱領 プライバシーポリシー セキュリティ 情報処理学会