1N-02
圧縮画像中の顔検出に適したJPEG量子化テーブルの設計
○長谷川圭佑,杉浦彰彦(静岡大)
近年,カメラやディスプレイの性能が向上し、高解像度の動画像利用されるようになってきている.解像度が高くなると同時に情報量が増大し,伝送・保持が困難となるため,符号化による情報量の削減が必要である.また,物体検出,とりわけ顔の検出は公共安全確保の為に有効な手段として注目を浴びており,防犯のために撮影動画像から物体を検出するシステムに関心が集まってきている.しかし,符号化により圧縮する際に失われる情報によって顔の検出率が低下する恐れがある.本研究では顔検出に必要な周波数成分に着目し,従来人間の視覚特性を利用した設計がされているJPEG量子化テーブルを顔検出向けに再設計し,圧縮率向上を図る.

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