1M-02
手先拘束平面を用いた受身姿勢生成によるヒューマノイドロボットの転倒制御
○松井元希,加藤昇平(名工大)
ヒューマノイドロボットは重心位置が高く、足裏の支持面積が小さい傾向にある。そのため転倒の危険性が大きく、対策が必要不可欠となる。本稿ではロボット転倒時の衝撃軽減を行うため、受身制御に着目する。ロボット前面に手先を拘束する仮想平面を算出し、転倒方向に応じた受身姿勢を生成する。また、腕部関節にバネ・ダンパ系モデルを適用し、サーボの動作でバネ・ダンパの衝撃軽減のはたらきを再現することで受身制御を行う。これらにより、ロボット転倒時の衝撃を軽減することを目的とする。受身制御を行うため、転倒検知、受身姿勢生成、着地後の関節制御を行う転倒制御システムを構築し、シミュレーションを用いて受身制御による衝撃軽減効果を検証する。

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