1J-09
区間演算ライブラリMPFIへのHaskellバインディングの設計と実装
○長濱ななみ,川端英之,弘中哲夫(広島市大)
精度が保証された計算は様々な場面で必要となる。正確な計算を簡単に行うための手法の一つとして、区間演算ライブラリであるMPFI (Multiple Precision Floating-Point Interval Library) が利用される。しかし、Haskellを用いたプログラムにおいて、MPFIを利用することは、メモリ管理が煩雑となるため、容易とは言い難い。一方、任意精度浮動小数点演算ライブラリであるMPFR (Multiple Precision Floating-Point Reliable Library) はhmpfrと呼ばれるバインディングにより、Haskellを用いたプログラムでの利用が容易になっている。本研究では、hmpfrの実現手法を踏襲し、MPFIをHaskellプログラムから直接利用可能にするためのバインディングである hmpfiを開発した。本発表では、hmpfiの設計と実装について述べる。

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