1J-05
多重Ambient Calculusを用いた海上物流監視システム
○高岡久裕,加藤 暢,樋口昌宏(近畿大)
海上コンテナ輸送では現在,コンテナの積込みや積降ろしの確認が人手で行われている.これに対しRFID タグなど の電子機器を用いてコンテナを自動的に管理するための研究が様々な機関で行われている.その中で我々は,中央のサーバに依存することなく,タグそのものに書き込んだ内容を基にコンテナの取扱いを監視するシステムを,多重 Ambient Calculusを用いて開発している .これによりコンテナの積込み忘れなどの誤りを防止することができる.本稿では,コンテナが中継港で次の船に乗り換えるような場合でも積込み忘れを確実に防止できるようなプロトコルを提案し,このプロトコルに基づく監視システムの実装について述べる.

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