1G-06
自動チューニングにおけるd-Spline近似の実時間のブレを考慮した手法の提案
○范 谷瑛,望月大義,田中輝雄,藤井昭宏(工学院大),片桐孝洋(名大)
ソフトウェア自動チューニングにおいて、プログラムの性能に影響を与える性能パラメタの組み合わせから、最適な性能パラメタを効率よく推定する様々な手法が提案されてきた。我々は手法の一つである、d-Spline近似を利用した標本点逐次追加型性能パラメタ推定(IPPE)の研究を進めてきた。いままでは、一つの標本点に対して一回の計測結果を用いて推定を行ってきた。しかし、実際には計測結果には計算機環境の状況によるブレの発生が推定に悪影響を与える可能性がある。本研究では、IPPEでの実測を用いた推定における、実時間のブレを考慮した手法を提案する。それにより、実時間のブレがd-Spline近似に含まれるのを軽減し、より信頼性の高いソフトウェア自動チューニングが行えることを示す。

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