1G-03
データ同化処理における時空間ブロッキングの異機種性能評価
○藤川隼人,池田朋哉,片桐孝洋,永井 亨,荻野正雄(名大)
データ同化処理で用いられる計算方法の1つとして,計算コストが比較的少なくて済むadjoint法がある.我々は,Adjoint法の中の1st-order-adjointと呼ばれる方式に対し時空間ブロッキングを適用することで,より性能のよいアルゴリズムの開発を試みている.しかし現在,性能評価は限られたマシン上でしか行われていないため,性能評価が十分ではない.そこで本研究では,この時空間ブロッキングを様々なマシンで動作させることで,時空間ブロッキングで必要となる多種の性能パラメタを変化させることで達成されるチューニングの効果を検証する.また,計算機の特徴と時空間ブロッキング上現れる性能パラメタを用いた実行時間のモデル化の検討も行う.