1E-04
電子透かしと視野角を利用した新たな情報提示手法の提案
○大寺 亮,藤井俊輔(神戸情報大)
近年,デジタル入出力機器の普及に伴い,AR(拡張現実)を用いた情報提示に関する研究が多数なされるようになった.それらは可視マーカを用いる,赤外線を利用した不可視マーカを用いる,GPSを用いるものに大別される.
可視マーカを使用する場合には,コンピュータが誤認識しにくい特徴的なデザインをマーカとして利用できる.その反面,掲示物の景観を損なうおそれがある.赤外線を利用した不可視マーカの場合,特別な機器を必要とし,コスト増加の問題がある.GPSを用いる場合は,屋外での利用に限られる問題がある.
上記問題に対し,本研究では,人間の目に見えない電子透かしとその視野角を利用することで,新たな情報提示手法を提案する.