1E-01
ニューラルネットワークによる流体界面の曲率計算
○笠 晃一(福岡工大)
コンピュータグラフィックスにおける液体の表現に流体力学が使用されることが多いが、表面張力の計算は流体力学でも困難な問題の一つとされている。それは表面張力の計算に流体界面における曲率の計算が不可欠で、曲率計算の精度を上げることが難しいからである。特に流体を微小セルにおける液体の割合で表現するVOF法は数値流体力学の主流をなしているが、この手法において曲率を精度よく求めることは困難である。そこで本研究ではニューラルネットワークを用いて曲率計算を行うことを試みた。その結果、他の手法に比べ特に曲率が大きい場合に精度よく曲率が求められることが明らかになった。

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