7ZB-06
プライバシーを考慮した複数Bluetoothビーコンを用いたデバイスフリー屋内測位機構の実現
○杉野恭兵,大囿忠親,新谷虎松(名工大)
ユーザが専用端末を携帯する必要がないデバイスフリー屋内測位(Device Free Localization:DFL)は,高齢者を対象とした遠隔介護支援などに対して有効であるため,注目されている.測位対象者のプライバシーを守るために,カメラ撮影による測位は好ましくない.本研究では,Bluetoothビーコンとよばれる無線通信機器からの受信電波強度(Received Signal Strength Indication:RSSI)を利用したDFLを提案する.Bluetoothビーコンは安価,省電力,設置が容易という利点があるため,複数の機器を広範囲に配置することが可能である.設置したBluetoothビーコンのRSSIの変化から識別器を生成することで,機器の設置環境に依存せず,管理者によるキャリブレーションの必要がないDFLの実現が可能となる.

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