7ZB-04
認知症早期発見のための行動センシングセンサシステムの研究
○石井 瞭,君野敬祐,井上雅裕(芝浦工大)
近年,認知症の患者は年々増加しており,2025年には有病者数が約700万人になると予想されている.認知症は初期段階であれば進行遅延が可能であるため,早期発見が重要視されているが,同居している家族等が会話や以前との行動変化から発症を認識することが多く,独居高齢者の早期発見は困難である.
本研究では,独居高齢者を対象に認知症の早期発見を行うシステムを提案する.独居高齢者の住居に音センサや人感センサなどを設置し,センシングを行うことによって水道の止め忘れや,夜間の徘徊等の認知症の初期に見られる行動を取得する.取得した値に対し,パターン認識等を用いて行動の有無を判定することにより,認知症の早期発見を行う.

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