7ZA-06
運輸事業に携わる指導者と運転者の交通場面に対する危険性評価比較‐提示ハザードの違いによる差異の分析‐
○北浦尚記,中平勝子,岡本満喜子(長岡技科大)
運輸安全マネジメントの一環として取り組まれる安全教育の実効性向上に対する一つの解として,運輸事業者内に長年蓄積されたハザード記録映像の効果的な活用が挙げられる。ハザード記録映像は事故に繋がる可能性のあるハザードを加工なく提示可能なため,現実味溢れる教材として活用できる。さらに,各種ハザードに対する評価を立場の違いやプロファイル毎に蓄積することで、映像の教材化が可能になる。本稿は,安全教育現場に有用なハザード記録映像の有益なポートフォリオ化や活用法の提案を目的とし,提案に必要な指導者と運転者の運転場面に対する危険性評価の差異とその理由の明確化を行い,ハザード記録映像活用の課題と可能性を述べる。

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