7W-03
フレームリシャッフリングに基づく事前知識を用いない吹替映像の生成
○古川翔一,加藤卓哉,野澤直樹,パーベル サフキン,森島繁生(早大)
近年では多くの映像コンテンツに吹替処理が施されている.一般に吹替処理は映像コンテンツの種類ごとに適した方法が存在するが,視聴者に正しく情報を伝える必要があるもの(ニュースなど)に対しては「ボイスオーバー」と呼ばれる方法が用いられる.これは映像中の話者の音声を小さくし,吹替音声をその上に重ねる手法である.ボイスオーバーでは映像中の話者の発話の尺・口形状・ブレス位置等を考慮しないため,正しい意味に翻訳することができる.しかし,口形状と吹替音声が一致しないことによる理解度の低下を招く問題がある.そこで本研究では吹替音声に合う映像中の口形状を選択し,ボイスオーバーの改良となる新しい吹替方法を提案する.

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