7U-05
GPSと歩数計を用いた放牧牛の運動量測定手法の提案
○古川瀬知,高木正則,山田敬三,佐々木淳(岩手県大)
酪農における牛の体重は成育状況、筋肉量、健康状態を示すバロメータであり、競りで重要視される情報の一つである。そのため、酪農従事者は牛の運動量を把握し、えさの種類や量を調節して適切な体重管理を行う必要がある。しかし、酪農従事者は放牧期間中に各牛がどの程度運動したかを把握することはできないため、えさの種類や量を調整することも難しい。本研究では、放牧された牛の運動量把握を目的とし、放牧牛に付けたGPSと歩数計を利用して牛の運動量を測定する手法を提案する。本手法により、競りまでの目標体重を設定し、牛の運動量や食事量を考慮した最適な飼育方法を検討できるようになるなどの効果が期待できる。

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