7U-03
RFIDと準天頂衛星を用いた視覚障がい者ナビゲーションシステムPULL DOGの開発と実証実験
○佐藤 佳,坂上晴信,佐藤俊太,髙石一樹,木岡拓海,山下晃弘,松林勝志(東京高専)
 視覚障がい者が抱えている問題として,訪れた経験のない場所に行くことが非常に困難であるという事が挙げられる.本研究では,ヒアリングを通して視覚障がい者向けのナビゲーションシステムを検討し,RFIDと準天頂衛星を用いた高精度な位置測位と,点字ブロックを優先したルート検索が可能なナビゲーションシステムPULL DOGを開発した.また,直感的なナビゲーションを実現するために非対称性振動によって力覚を発生させるデバイスを作成し,力覚が視覚障がい者のナビゲーションについて有効であるかの検討も行った.本稿では,開発したシステム及び,本システムの有用性を検証するために,実際の視覚障がい者を対象として実環境で実施した実証実験の結果について報告する.

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